結論からいうと、1980年代ロックの名盤で必聴レベルなのはここにも挙げていますがトーキング・ヘッズ、ザ・スミス、ザ・ストーン・ローゼズ。
上記3バンドは影響力の面からみて挙げざるをえません。
なのでこの記事の10選紹介は、上記3バンド+個人的におすすめしたい80年代ロックの名盤7バンドの計10バンドの名盤を紹介するという形です。
というわけで7バンドに関しては主観含みで選んでいますので、ほかにも名盤の称号にふさわしいアルバムは多いのですがご了承ください。
1980年代洋楽ロックの名盤①クイーン・イズ・デッド
80年代初めに結成され、90年代に入る前に音楽シーンから退場したイギリスのロックバンド、ザ・スミス。
ファーストアルバムリリースからわずか3年で解散してしまいましたが、その影響力は絶大で、今もなお再結成を望む声は多いバンドです。
決して驕らず、観客と近い距離を保つ姿勢で当時の若者の心をつかみ熱狂させました。売れて成功しても小さなハコでのライブにこだわり続けていたことに、ザ・スミスの信念がうかがえます。
そんなインディーの星、ザ・スミスのユーモアある独特な歌と耳ざわりの良いギターサウンドが聴きどころの名盤です。
There Is a Light That Never Goes Out
ザ・スミス
1986/06/16 ¥250

1980年代洋楽ロックの名盤②ヒステリア
イギリスのロックバンド、デフ・レパードの名盤「ヒステリア」。
ゴリゴリのギターロックという感じではなく、コーラス多めで洗練された美しさすら感じるサウンドが特徴のアルバムです。
良くも悪くもロックにイメージされる荒々しさ、凶暴性がありません。
ですが、そこがほかのロックアルバムとは差別化されていて、デフ・レパード特有の装飾過剰な世界観を生み出しているのです。うるさい爆音サウンドではなく高品質なロック曲を堪能できるのが「ヒステリア」です。
ロケット
デフ・レパード
1987/08/03 ¥250

1980年代洋楽ロックの名盤③リオ
イギリスのロックバンド、デュラン・デュランの名盤「リオ」。
メンバーのルックスからアイドル的な見方をされることも多々ありますが、このアルバムを聞けば彼らの評価されるべきポイントは見た目以外のところにあるとわかります。
演奏技術の高さもさることながら、楽曲のクオリティが高い。
誰もが親しみやすいキャッチーなメロディがありながらも、ちゃんとデュラン・デュランの個性も感じられます。とっつきやすいのですが、その中に妖しさ、神秘さがあり世界観に引き込まれます。
Save a Prayer (2009 Remastered Version)
デュラン・デュラン
1982/05/10 ¥250

1980年代洋楽ロックの名盤④アヴァロン
イギリス出身のロックバンド、ロキシー・ミュージックのアルバム「アヴァロン」。
ロキシー・ミュージックとしては最後のオリジナルアルバムとなった「アヴァロン」は彼らの最高傑作です。
ドラマティックな美しいサウンドとブライアン・フェリーの甘くムーディな歌声が、甘美な世界観へと誘います。色気ある上品で大人っぽいロックはとろけるように甘く深みがありますね。
80年代ロックの音楽性は多種多様ですが、その中でもアダルトで優美な音楽は随一でニュー・ロマンティックの真骨頂。
ラストアルバムの期待感にふさわしい渾身の名盤です。
モア・ザン・ディス
ロキシー・ミュージック
1982/01/01 ¥250
1980年代洋楽ロックの名盤⑤リメイン・イン・ライト
アメリカのロック界屈指の知性派バンド、トーキング・ヘッズの歴史的名盤「リメイン・イン・ライト」。
彼らのインテリジェンスはアルバムづくりからうかがえます。
たとえば、作品づくりの点。本作では事前に楽曲を用意してスタジオに入るという従来の方法を変え、ジャムセッションを中心に曲づくりにしました。
さらにメンバーのバンド活動以外から得たエッセンスを音楽に反映させました。外部の音楽家も積極的にむかえ曲作りに対し臨機応変、柔軟に対応した姿勢はもちろん、後のミュージシャンへの影響力がすさまじい本作を生み出したことは大きな功績です。
Once In a Lifetime
Talking Heads
1980/10/08 ¥250

1980年代洋楽ロックの名盤⑥ハートビート・シティ
アメリカのロックバンド、ザ・カーズの80年代名盤です。
初期の少し暗めロック色強めもそれはそれで魅力があるのですが、やはりこのアルバムのようなポップさがカーズらしいと感じます。
リック・オケイセックとベンジャミン・オールによる二人のボーカルが楽しめるのも特徴のひとつ。ポップなリックとしっとり甘いベンジャミン、ひとつで二度おいしいです。
感傷にひたってしまう美しいバラードから、明るいカラッとしたポップ音楽まで、バリエーション豊富なロックが楽しめます。
You Might Think
ザ・カーズ
1984/03/13 ¥250

1980年代洋楽ロックの名盤⑦錻力の太鼓
イギリスのロックバンド、ジャパンのアルバムです。
中性的なデヴィッド・シルヴィアンの容姿と難解な音楽性があいまって妖しさ全開な作品。
妖艶で幽玄な世界観はあまりにも現実離れしていて一見さんお断り感が強いものの、一度興味を持ったら最後、彼らの沼から抜け出せないほどにはまってしまいます。
Ghosts
ジャパン
1981/11/01 ¥250
1980年代洋楽ロックの名盤⑧ザ・トップ
イングランド出身のロックバンド、ザ・キュアーの名盤「ザ・トップ」。
ヴィジュアル系風味な見た目でとっつきにくいイメージを持ってしまうザ・キュアーは、80年代のニュー・ウェイヴから派生したゴシック・ロックの代表バンドです。
その見た目と同じく、楽曲は暗く鬱々とした雰囲気をまとっています。
しかし、その陰鬱の中に音の粒子がきらきらと光っていて、ただ暗い曲という印象で終わらないのがキュアー。静かなる神秘性が妖しく美しいのです。
The Caterpillar
ザ・キュアー
1984/03/26 ¥250
1980年代洋楽ロックの名盤⑨ホワイトスネイク
元ディープ・パープルのボーカリストであるデヴィッド・カヴァーデイルが脱退後結成したロックバンド、ホワイトスネイクの名盤。
70年代のレッド・ツェッペリンを彷彿させるような歌い方やサウンドで、模範的な王道ハードロックです。
中でもこのアルバムはホワイトスネイクの絶頂。
楽曲のクオリティから演奏、ボーカル・・・持てる実力をすべてこのアルバムに放出させたのではないかと思うほどに完成度が高いです。
様式美ともいえるハードロックは、多様化する音楽の中で目が覚めるような思いがします。
Still of the Night (2017 Remastered Version)
ホワイトスネイク
1987/04/07 ¥250

1980年代洋楽ロックの名盤⑩ザ・ストーン・ローゼズ
イギリスのロックバンド、ザ・ストーン・ローゼズのファーストアルバムです。
ザ・ストーン・ローゼズはインディーロックの代表バンドで、オアシスをはじめ著名ミュージシャンからのリスペクトも熱いバンド。
ザ・スミスとともにイギリスのインディーロックを代表するバンドで、80年代末期のイギリス社会の若者、それも社会から爪弾きにされたものたちを熱狂させました。
浮遊感あるサイケデリアはザ・ストーン・ローゼズにしかない独特のサウンド。今聞いても新しさを感じます。
I Wanna Be Adored (Remastered)
ザ・ストーン・ローゼズ
1989/05/02 ¥200
80年代ロックの名盤を聞こう!
以上、1980年代洋楽ロックの名盤10選でした。
- ザ・スミス「クイーン・イズ・デッド」
- デフ・レパード「ヒステリア」
- デュラン・デュラン「リオ」
- ロキシー・ミュージック「アヴァロン」
- トーキング・ヘッズ「リメイン・イン・ライト」
- ザ・カーズ「ハートビート・シティ」
- ジャパン「錻力の太鼓」
- ザ・キュアー「ザ・トップ」
- ホワイトスネイク「ホワイトスネイク」
- ザ・ストーン・ローゼズ「ザ・ストーン・ローゼズ」
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