私は20代のアラサーなんですけど、年齢にコンプレックスがあります。
アラサーだから20代前半がうらやましいのね・・・なんて思われるかもしれませんが、そうではありません。
逆です。
ロックの歴史をリアルタイムで体験してきた世代がうらやましいという意味での年齢コンプレックスです。
たぶん共感は得られないと思います笑
でも、ロック好きなのにロックの歴史の大部分を体験していないなんて、こんなに悔しいものはないんですよね。
目次
ビートルズ来日、プログレブームを体験したかった60年代
もはや60年代を鮮明に記憶している人のほうが少ないように思いますが・・・。
「ビートルズが初来日したときったらすごかったのよ~」なんて言う人がいたらうらやましくてしかたがないです。
世界の熱狂を肌で感じていたんですよ。
私なんて生まれたときにはすでにジョン・レノンはいなかったし、初めてポール・マッカートニーを生で見たときはポールすでに70歳くらいのときでしたし。
全盛期を体験した世代がうらやましい!
デロリアンがあれば間違いなく過去にタイムトラベルします。
クイーンやデヴィッド・ボウイに会いたかった70年代
私がロック好きになったきっかけがクイーン。
子どものころから両親が聞いていたから、私の側にずっとある音楽なんです。
で、クイーンを皮切りにデヴィッド・ボウイを好きになり、そこからロックにどんどんはまっていったんですよね。
クイーンやデヴィッド・ボウイがいなければロック好きになることはありませんでした。
きっとこの時代に生きていたら、今以上にデヴィッド・ボウイの虜になっていたんだろうなぁ・・・。
母は、初めてデヴィッド・ボウイを見たときものすごい衝撃を受けたそうです。かっこいいけど独特すぎる雰囲気を持っていて、何だこの人は!と思ったみたいです。
間違いなくジョン・テイラーに恋しただろう80年代
ジョン・レノン暗殺事件が起きた80年代。
私はそのときの衝撃を知らなければ、80年代を席巻したニューウェイヴシーンも知りません。
ちょうど両親がこの世代ドンピシャなので、子どものころ自宅で流れていた音楽は80Sが多かったですね。
自宅から出てきたレコードもほぼ80年代のものでした。
もし80年代に生きていたら、私はきっとデュラン・デュランのジョン・テイラーに恋していたと確信しています笑
今見てもめちゃくちゃかっこいいですもんね・・・。全盛期を見たかったです笑
私の中でのカッコイイ人はジョン・テイラーとリバー・フェニックスの2強です。これからもたぶん変わらない笑
ちなみに父親は、80年代当時デュラン・デュランをイロモノっぽく見ていて、あまり好きじゃなかったそうです。
今は普通に好きみたいですが笑
生まれていたけどカート・コバーンを知る由もなかった90年代
やっと生まれた90年代。
とはいえほぼ記憶にないですからね笑
両親が聞くクイーンやトム・ペティ、ロキシー・ミュージックなどを受け身で聞いている状態。
ニルヴァーナの「ネヴァーマインド」が出たときの衝撃ってどんなものだったんでしょうか・・・。
カート・コバーンが死亡したときも、どんな空気感だったのか。
あと90年代といえばブラーとオアシスなどのブリットポップブームも体験したかった。
「〇〇さんはブラーとオアシスどっちが好き?」
「ん~~私はスウェードかな!!」
「最近はパルプがきてるわ」
「ジャスティーンかわいいよおおおお」
なんて会話があちこちで繰り広げられていたんでしょうか!??
そんな世界線うらやましいぃ~~。
やっと自発的に音楽を聞くようになった2000年代
ようやく自分の意志で音楽を探し、聞くことを覚えた2000年代。
このときは、洋楽好き勢の中で流行っていたロックはアヴリル・ラヴィーンやグリーン・デイ、SAM41あたり。
ですがデヴィッド・ボウイにはまった私は時代に逆行し、60~80年代の音楽を中心に聞き始めました。
このとき思ったんですよね。
「もっと早く生まれたかった」と。
デヴィッド・ボウイは年をとってもかっこよかったけど、やっぱり全盛期は過ぎているし、それどころかロック自体それほど流行っていないし・・・。
友達に聞いている音楽を言っても、当たり前だけど「誰それ???」という反応だらけ。
もしもっと早く生まれていたら、友達と一緒に好きなロックについて盛り上がったのかもしれません。
今もロックの歴史の一部になる
もっと早く生まれたかった・・・もうこれはどうしようもありません。
「LIVE AIDリアルタイムで見てたわ~」なんて聞くと羨ましくて禿げそうになるんですけど笑
でも、考えてみれば歴史に終わりってないですよね。
今のロックシーンだって、10年後20年後にはロック史として語り継がれることになるでしょう。
ホワイトストライプスすごかったよね、アークティック・モンキーズは神だったよねとか。
得てして偉大さって後になってからわかるものですので、今は実感がないですが。
なので、今のロックシーンもしっかりと注目し続けると、のちに「私はあのとき〇〇のライブ行ってね・・・」とか言えると思います。
もし私と同じように「早く生まれたかった」コンプレックスがある方は(いないと思うけど・・・笑)、今現代のロックもそのうち歴史となると思って、つねにロックにアンテナを張り続けているのがいいかもしれないですね!