New Wave Of British Heavy Metal(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)のことで、それぞれの単語の頭文字をとってNWOBHMと呼ばれます。1970年代後半、イギリスでに勃発した音楽のムーヴメントです。
音楽のジャンルというわけではなく、そういう流行があったというものですね。このNWOBHMムーヴメントで出てきたハードロック/ヘヴィメタルは、80年代のロックシーンに商業的に見ても大きく貢献していました。後のヘヴィメタルサウンドをイメージ付けたのもNWOBHMムーヴメントで出てきたバンド勢でしょう。
今回は、NWOBHMに代表されるロックバンドを紹介します。
NWOBHMを代表するロックバンド、デフ・レパード
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デフ・レパードは、「自分たちがやっているのはハードロック」だと言っていて、NWOBHMの中に入れるのは私もなんだかなぁと思うのですが、一般的にこの括りに入れられることが多いので代表ロックバンドとしています。
デフ・レパードのルーツはグラム・ロックにあるようです。デフ・レパードの「ロケット」という曲があるのですが、かつてグラム・ロックをしていたデヴィッド・ボウイの曲「The Jean Genie」や「Space Oddity」の曲の登場人物である”Major Tom”が登場します。QUEENの曲「Killer Queen」も出てきますね。グラム・ロックへの思いが感じられる曲です。
デフ・レパードの名盤「ヒステリア」
ヒステリア (Remastered 2017)
デフ・レパード
1987/08/03 ¥250
デフ・レパードの最大ヒットアルバムが、「ヒステリア」。
ヒステリアはハードロックという枠を超えて80年代におけるロックの名盤です。
初期のあらっぽさが抜けて洗練されていて、デフ・レパードの表現の幅広さを見せたアルバムです。
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デフ・レパードの名盤:炎のターゲット
フォトグラフ
デフ・レパード
1983/01/20 ¥250
こちらはヒステリアの前のアルバム「炎のターゲット」。
メンバーが20歳前後のころ作られたアルバムなので、曲にも若さ、荒けずり感が表れています。
ヒステリアほどの緻密さはありませんが、荒々しさがあるロックが好きな方はこちらのほうが好みかもしれません。
NWOBHMの代表ロックバンド:タイガース・オブ・パンタン
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NWOBHMのムーヴメントをけん引した存在のタイガース・オブ・パンタン。
かつてはシン・リジィやホワイトスネイクとしての活動で有名なジョン・サイクスも在籍したロックバンドでもあります。
バンドは解散や再結成を経て現在も活動を続けています。
そんなタイガース・オブ・パンタンのおすすめアルバムはこちら。
ジョン・サイクス加入後のアルバムです。ジョン・サイクスのギタープレイが聴きどころ。まだ若さがみられるものの、やはりサイクスの才能を感じずにはいられません。
Take It
タイガース・オブ・パンタン
1981/04/10 ¥250
NWOBHMの代表ロックバンド:アイアン・メイデン
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アイアン・メイデンはNWOBHMの代表ロックバンドではずせない存在です。
後のヘヴィメタルブームの立役者でもあります。
アイアン・メイデンのアルバムジャケットには、毎回エディという名前のドクロのキャラクターが描かれます。
ライブでも人形が登場するなど、もはやアイアン・メイデンのメンバーといってもよいほどの存在です。
Iron Maiden
アイアン・メイデン
1980/04/14 ¥250