プログレッシブ・ロックの草分け的存在として知られるロックバンド、ムーディー・ブルース。
ただ、プログレッシブ・ロックはムーディー・ブルースの側面に過ぎず、彼らの音楽性は多様です。プログレだけでムーディー・ブルースのすべてを語ることはできません。
ですが個人的に一番ムーディー・ブルースで突出して好きなのがプログレ期における「童夢」というアルバム。
これほどまでにあたたかいロックを私は知りません。
本記事では、ムーディー・ブルースの「童夢」全曲の紹介をしています。
なら
ムーディー・ブルースのアルバム「童夢」概要
アルバム情報
- 1971年リリース
- ムーディー・ブルース7枚目のアルバム
「童夢」について私の感想
全曲通して優しい！あったかい！
癒しの極みといってもいいくらい癒されるアルバムです。
一口にプログレといっても、当然バンドや作品によってさまざま。
ですが、「癒し」のプログレというくくりではNo.1ではないかと思っています。寝る前に聴くと良い感じに眠りに落ちます。
ムーディー・ブルースのアルバム「童夢」全曲レビュー
プロセッション
壮大な雰囲気と、曲の調子の変化具合がプログレッシブ・ロックっぽいなと思います。
最初～中盤までは不穏な感じがするんです。怖さもあるんですよね。
ところが曲の後半からガラッと雰囲気が変わります。
最後にはうっとりとするような美旋律が。ここがたまらないんです。
とろけるように甘美な旋律が心地よいです。
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ストーリー・イン・ユア・アイズ
疾走感があって、「童夢」の中では一番親しみやすいかなと思いますね。
比較的シンプルな構成とサウンドですが、それでも壮大な雰囲気はガンガン醸し出しています。
聞きやすいので、「童夢」の中での再生数はこの曲が一番です。
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ゲッシング・ゲーム
前の曲とはうってかわり、ひたすら優しい音です。
ふわふわっとした柔らかい音が耳と心に気持ちが良い。
アルバムジャケットのようなあたたかいイメージそのものです。究極の癒しですよ～。
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エミリーの歌
メンバーのジョン・ロッジが娘のために書いた曲だそうです。
これもまた癒される優しい曲。
おとぎ話の世界のような、そんな非現実的な世界観がありますね。
とくに曲後半のオルゴールでも聞いている感じの音が癒しです。
癒しの音楽をお探しならぜひ「童夢」を。あったかいですよ。
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アフター・ユー・ケイム
音はあいかわらず優しい。でも比較的わかりやすいロックです。
プログレだから聞きづらそうだと思う人でもとっつきやすいんじゃないかと。
「童夢」には複雑な曲も含まれますが、それと同じくらい聞きやすいロック曲もあるんです。
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生命をもう一度
音がとても優しいです。
人肌のようなぬくもりがあって、聞いていてるあたたかい気持ちになるんですよね。
高尚な音楽を聞いている気分。
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ナイス・トゥ・ビー・ヒア
「ナイス・トゥ・ビー・ヒア」はメロディラインがなにげにキャッチーです。
壮大な雰囲気はあいかわらずですが、メロディは簡潔。子ども向けっぽいわかりやすさがあるんです。
しかも陽気な感じで親しみやすいです。
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家へ帰れない
タイトルのせいか、あたたかい音楽の中に寂しさも感じられます。
でも、トータルとして見ると優しい温度のある曲が多いです。
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マイ・ソング
「マイ・ソング」はクラシック音楽のように気品が漂っています。
壮大で神々しいんですよね。
曲後半になるにつれてどんどん神々しくなっていきます。ゲームのサントラでも聞いているような感覚。
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