クラシック音楽のジャンルのひとつであるグレゴリオ聖歌。
西洋音楽史を辿っていくとたどりつく音楽であります。
本記事では、グレゴリオ聖歌とは何か、ミサとどんな関係があるのかについて紐解いていきます。
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目次
ミサとはそもそも何か?
ミサとは、カトリック教会において毎週日曜日に集う会のこと。
レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画で有名な「最後の晩餐」を記念する儀式です。
キリストが十字架にかけられる前日の夜、12人の弟子たちと行われた夕食会。そこではキリストが「この中に裏切者がいる」と言い弟子たちに問いかけをします。
その場面をとらえたのがレオナルド・ダ・ヴィンチの描いた「最後の晩餐」でした。
ミサで用いられたクラシック音楽、グレゴリオ聖歌
そんな「最後の晩餐」を記念する儀式、ミサで用いられたのがグレゴリオ聖歌でした。
グレゴリオ聖歌が、西洋音楽史の起源であるとされています。
グレゴリオ聖歌の特徴は下記です。
- 聖書の言葉が歌詞になっている
- 基本的にはラテン語
- 無伴奏の一本の旋律のみ
- 基本男声でうたわれる
- ネウマ譜(四線の楽譜)
- 教会旋法の理論に基づく
礼拝用の聖歌を編纂したグレゴリウス1世の名前から、「グレゴリオ聖歌」と呼ばれるようになりました。
ミサにおけるグレゴリオ聖歌の構成
ミサでうたわれるグレゴリオ聖歌には、「通常文」と呼ばれる基本の構成と「固有文」という随時異なるテキストを用いる2つの構成があります。
通常文
- キリエ(憐みの賛歌)
- グローリア(栄光の賛歌)
- クレド(信条告白)
- サンクトゥス(感謝の賛歌)
- アニュス・デイ(平和の賛歌)
固有文
固有文では、ミサの目的によってテキストが変わってきます。
- イントロイトゥス(ミサの開始を告げる入祭唱)
- グラドゥアーレ(昇階唱)
- アレルヤ(アレルヤ唱)
- トラクトゥス(詠唱)
- セクエンツィア(続唱)
- オッフェルトリウム(奉献唱)
- コンムニオ(聖体拝領唱)
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ミサとクラシック音楽の関係性まとめ
まとめると、「最後の晩餐」を記念する儀式であるミサに用いられた音楽がグレゴリオ聖歌だった。
そしてグレゴリオ聖歌は、西洋音楽史の源であります。
ということは、もともとは礼拝音楽としてクラシック音楽は使われていたということになりますね。
とはいえ中世・ルネサンス期のお話。時代とともにまたクラシック音楽の目的は移り変わってゆきます。
<参考資料>
「CD付徹底図解 クラシック音楽の世界」田村 和紀夫 (著) 新星出版社 (2011/7/1)