【バロック音楽の代表作曲家】ヘンデルの有名な曲・代表曲紹介

バロック音楽を代表する音楽家、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル。

バッハと同じくこの時代を築いたクラシック音楽の重要な作曲家です。

本記事では、そんなヘンデルの有名な曲、代表曲を紹介しています。

ヘンデルの有名な曲・代表曲：オラトリオ

メサイア

ヘンデルは宗教的な内容をもつ音楽劇「オラトリオ」の作曲家として有名です。

中でも「メサイア(救世主)」はヘンデル自身は困窮していた状態の中で作った曲で、彼自身にとっても救世主となったのでした。

「ハレルヤ」のコーラスは知らない人はいません。

シバの女王の入城

ヘンデルのオラトリオ「ソロモン」の劇中歌「シバの女王の入城」。

第3幕冒頭にて演奏されます。

シバの女王とは旧約聖書に登場する女王で、第3幕ではソロモン王国へ訪問したシバの女王を歓迎するダンスを踊るシーンが描かれています。

※旧約聖書・・・ユダヤ教およびキリスト教の正典

ヘンデルの有名な曲・代表曲：管弦楽曲

水上の音楽

ヘンデルの作曲した管弦楽曲「水上の音楽」。

トランペットにホルン、フルート、オーボエの朗らかで華やかな音が特徴的な曲です。

ヘンデルはかつてハノーファーの宮廷につかえており、帰国の命令を無視してイギリスに滞在していたところ、ハノーファーがジョージ1世としてイギリスに迎えられることに。

気まずくなったヘンデルが和解のため作曲したのが「水上の音楽」といわれています。ですが近年この説は事実でないとされています。

王宮の花火の音楽

1748年終結したオーストリア継承戦争の翌年に開催された祝典のための曲が「王宮の花火の音楽」。

曲の目的を知ると、なんとなくおめでたい雰囲気を感じますよね。喜びが表現されているようです。

ヘンデルの有名な曲・代表曲：オペラ

私を泣かせてください

ヘンデルの作曲したオペラ「リナルド」から、アリア「私を泣かせてください」。

敵に捕らわれたヒロイン・アルミレーナが敵に求愛されるも、愛するリナルドのことを思い、自らの悲しい運命を嘆き歌います。

オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)

ヘンデルのオペラ「セルセ」にて第1幕冒頭で演奏されるのが「オンブラ・マイ・フ」。

プラタナスという植物の木陰への愛を歌った曲で、「ラルゴ」という名前で現在も愛されています。

ヘンデルの有名な曲・代表曲：器楽

調子の良い鍛冶屋

ヘンデルの「ハープシコード組曲」第5番の終曲「調子の良い鍛冶屋」。

鍛冶屋が調子よく軽快にハンマーを叩く様子がイメージされますね。

楽しいリズムと牧歌的な雰囲気が心地よいです。

ヘンデルを聞くなら

以上、ヘンデルの有名な曲、代表曲紹介でした。

ヘンデルというとオラトリオが有名かもしれませんが、まず聞くなら上記で挙げた「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」がおすすめ。

甘美な管弦楽器の音色と華やかな美旋律がたまりません。