ロックを聞いているとたまに掠っていくヘヴィメタル・・・。
ジャンルの境界もあいまいなので、ヘヴィメタルに片足突っ込んだロックのアルバムもありますね。
そこからヘヴィメタルに興味を持って聞いてみたい、と思っている人も多いはず。
でもヘヴィメタルってロックと比べて激しすぎたりデスボイス、キンキンボイスでとっつきにくいイメージがありませんか?
実際、私はまさにそんなイメージをもっていて、ロック好きではあれどヘヴィメタルには明るくありません。
ということで、ヘヴィメタル分野には詳しくないのですが、ロックファンである私が聞いてよかったヘヴィメタルのおすすめ名盤を紹介します。
ガチヘヴィメタルファンからしたらジャンルの偏りがある&今更感満載のセレクトかと思います。
あくまでも、ロック好きでも聞きやすかったヘヴィメタル選であり、ロックファンに向けた記事となります。
どれも名盤と名高いですが、聞きやすさの目安として評価ポイントをつけています。
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まず手に取りたいヘヴィメタル名盤3枚
まずロックファンが手始めに聴くのにおすすめなのが、メタリカ、アンスラックス、メガデスの3バンド。
これらのバンドはロック好きであれば名前は聞いたことがあるはず。
本来であればスレイヤーを入れてスラッシュメタル四天王をおすすめしたいところですが、スレイヤーは過激さが突き抜けている感じがしたので、ロックファンにはどうだろう?と思いはずしました。。
聞きやすい洋楽ヘヴィメタルおすすめ名盤①メタリカ
アメリカのヘヴィメタルバンド、メタリカが1991年にリリースしたアルバム「メタリカ」、通称「ブラック・アルバム」です。
彼らの代表曲であるシングル「エンター・サンドマン」が収録されているアルバムでもあります。
「エンター・サンドマン」はギタリストであるジェイムズ・ヘットフィールドによって当初は乳幼児突然死の内容で書かれました。
しかしバンドメンバーが聞くなりプロデューサーのボブ・ロックを通してジェイムズへ歌詞の表現を緩和するよう依頼。
その結果今の歌詞となりました。
ボブ・ロックは2011年下記のように振り返っています。
純粋にこの曲をもっとすごいものにしてほしかった。
あの歌詞は彼にとって自分が言いたいことを伝える方法を学ぶプロセスだったわけだけど、より詩的でオープンな感じにしてほしいと思った。
彼が歌詞を書き直して出来上がったのが…このファースト・シングルさ
とにかくメタリカは力強いです。ボーカル含め楽器すべてが重い。
Enter Sandman
メタリカ
1991/07/29 ¥250

聞きやすい洋楽ヘヴィメタルおすすめ名盤②サウンド・オブ・ホワイト・ノイズ
アメリカのヘヴィメタルバンド、アンスラックスが1993年リリースしたアルバム「サウンド・オブ・ホワイト・ノイズ」。
それまでボーカリストであったジョーイ・ベラドナに代わり、このアルバムからはジョン・ブッシュがボーカルを務めています。
ヘヴィメタルに関し詳しくない私からしてみると、ハードロックとそれほどサウンド的に変わらないのでは?というのが印象。
「オンリー」という曲を聴いてみればわかりますが、かなりメロディックです。
スラッシュメタルはギターリフ中心のサウンドを特徴としますが、リフよりも旋律、メロディラインに重きを置いています。なのでかなり聞きやすい。
音は重たいのですが、全体的にライトでヘヴィメタル入門には最適かと。
Only (Live)
アンスラックス
2017/02/20 ¥200
聞きやすい洋楽ヘヴィメタルおすすめ名盤③破滅へのカウントダウン
アメリカのヘヴィメタルバンド、メガデスの5枚目のアルバム「破滅へのカウントダウン」。
デイヴ・ムステインを中心に結成されたバンドで、日本でも知名度の高い海外ミュージシャンのひとり、マーティ・フリードマンも在籍していました。
マーティ・フリードマンは日本を中心に現在は活動していますね。
このアルバムは非常に聞きやすく、上記メタリカやアンスラックスよりもライト。
ハードロックをややアグレッシブにした感じです。
個人的にはマーティ・フリードマンのキャラクターのせいで、メガデスに対してはヘヴィメタル特有の恐ろしさ、過激さは感じません。
Skin O’ My Teeth
メガデス
1992/07/14 ¥250
次に聴きたいヘヴィメタル名盤4枚
次に聴きたいのが、ジューダス・プリーストとアイアン・メイデン。
こちらもまたロックに熱心な人なら何度も出会うバンドですね。
とくにジューダス・プリーストなんかはヘヴィメタルのスタンダードを築いたようなものですから必聴。
アイアン・メイデンもまた、NWOBHMの流れで出てくるので聴いておきたいです。
聞きやすい洋楽ヘヴィメタルおすすめ名盤④ブリティッシュ・スティール
ロックの王者がビートルズなら、ヘヴィメタルの王者は間違いなくジューダス・プリースト。
フロントマンであるロブ・ハルフォードは、彼らの曲名から取られた「メタル・ゴッド」の愛称でも親しまれています。
私自身、初めて買ったヘヴィメタルのアルバムがジューダス・プリーストのため、ヘヴィメタルといえばジューダス・プリーストがまっさきに出てきますね。
ヘヴィメタルのイメージであるキンキン声に革のファッションなどを浸透させたのが彼らジューダス・プリースト。
特徴的なボーカルとアグレッシブなサウンドから万人受けタイプでは決してないですが、ロック史的に重要な1枚なので学ぶ意味で聴きたいという感じです。
Breaking the Law
ジューダス・プリースト
1980/04/14 ¥200
聞きやすい洋楽ヘヴィメタルおすすめ名盤⑤アイアン・メイデン
イングランド出身のヘヴィメタルバンド、アイアン・メイデンのデビューアルバム「アイアン・メイデン」。
彼らはNWOBHMのムーブメントの中で登場してきたバンド。詳しくは下記記事を。

アルバムジャケットのおそろしいドクロは、エディというアイアン・メイデンのキャラクター。
そのアートワークを見ればいかにもヘヴィメタルですが、曲は結構キャッチーです。
音の重量感とほどよいポップさが聞きやすい。攻撃的なのにスッと飲み込めます。
Prowler
アイアン・メイデン
1980/04/14 ¥250
聞きやすい洋楽ヘヴィメタルおすすめ名盤⑥コーン
アメリカのバンド、コーンのヘヴィメタル界に衝撃をもたらしたデビューアルバム「コーン」。
悲痛さ、壮絶さが聞き手にも伝わりすぎるほど精神を揺るがすボーカルとサウンドがすさまじいです。
アルバムのラスト「Daddy」は、ボーカリストであるジョナサン・デイヴィスの受けた虐待などの実体験をつづった曲で、感情をむき出しにして泣きじゃくる様子には鳥肌が立ちます。
ジョナサンには両親からの虐待や学校でのいじめというつらい過去があり、それが影響して影がある曲が多いです。
ヘヴィメタルはファッションとしての恐ろしさを演出するバンドが多いですが、コーンの場合は別。
本当の生々しい体験から生まれた曲なので、聞く側が不安定な気持ちになるほどの狂気に満ちています。
Blind
コーン
1994/08/01 ¥200
聞きやすい洋楽ヘヴィメタルおすすめ名盤⑦シン・ディケイド
デンマーク出身のヘヴィメタルバンド、プリティ・メイズの4作目「シン・ディケイド」。
個人的な話になりますが、私はジョン・サイクスというギタリストが好きなんです。

ジョン・サイクスの「プリーズ・ドント・リーヴ・ミー」という名曲があるのですが、それをプリティ・メイズがカバーしたんですね。
で、そのカバーをきっかけにプリティ・メイズを知るに至ったわけです。
そして彼らのカバーがとても優秀でして、正直サイクスVerよりも好きなのです。
というわけで、プリティ・メイズのカバー「プリーズ・ドント・リーヴ・ミー」のおかげでこのアルバムは何周も何周もしています。
カバー曲以外も楽曲の精度が高くて、ここまで挙げている中では知名度が低くとも名盤かと思います。
Please Don’t Leave Me
プリティ・メイズ
1992/02/20 ¥200
個人的におすすめのメロスピ名盤
ラスト3つは、メロスピ(メロディック・スピード・メタル)。
叙情的なメロディと疾走感あるサウンドが特徴です。
よくダサいという声を聞きますが、メロディがきれいで聞きやすいと思います。
聞きやすい洋楽ヘヴィメタルおすすめ名盤⑧エンジェルズ・クライ
ブラジル出身のヘヴィメタルバンド、アングラのファーストアルバム「エンジェルズ・クライ」。
メタリカやアンスラックスなどのスラッシュメタル勢がギターリフを重視するサウンドであるのに対し、アングラをはじめとするメロスピは叙情的なサウンドと楽器の速弾きが武器。
感覚としては、ブラック・サバスが好きな人はメタリカ、アンスラックスで、レッド・ツェッペリンが好きな人はアングラが合うんじゃないかという感じ。
メロディック・スピード・メタルのような美しいメロディとハイトーンボイスが印象的で、私的には好みのサウンドです。
CARRY ON
ANGRA
1993/11/03 ¥250
聞きやすい洋楽ヘヴィメタルおすすめ名盤⑨シンフォニー・オブ・エンチャンテッド・ランズ
イタリア出身のヘヴィメタルバンド、ラプソディー・オブ・ファイアの改名前、ラプソディー時代にリリースしたアルバム「シンフォニー・オブ・エンチャンテッド・ランズ」。
とにかく世界観が壮大です。
イメージとしては、RPGゲームのサントラのような感じ。
町の安心感ある心地よいメロディ、ダンジョンをさまようような曲、敵と遭遇、そしてラスボス戦・・・。
ファンタジーな世界が広がります。
アニメやゲーム好きな人には結構ハマる気がしますね。
Emerald Sword
Rhapsody
1999/02/02 ¥250
聞きやすい洋楽ヘヴィメタルおすすめ名盤⑩サイレンス
フィンランド出身のヘヴィメタルバンド、ソナタ・アークティカのセカンドアルバム「サイレンス」。
これぞメロスピという感じで、楽曲の爽快感が半端じゃありません。
ヘヴィメタルは詳しくありませんが、メロスピはかなり聴きやすい部類なんじゃないかと思います。
この「サイレンス」はその最たるもので、とても聞きやすいです。
メロディラインがキレイでボーカルはほどよいハイトーンボイスで、メロスピの模範のような作品ではないでしょうか。
San Sebastian
ソナタ・アークティカ
2004/05/11 ¥250
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ヘヴィメタルは聴いたアルバムをすぐ言えてしまうくらいの数しか聴いていません。
なので完全にヘヴィメタル初心者目線でのセレクトになりましたが、ロックファンが聴いても間違いない名盤です。