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【ロック史】グラム・ロックの歴史、デヴィッド・ボウイとマーク・ボラン

70年代のロックで避けて通れないのがグラム・ロック。

流行こそ長くは続かなかったものの、80年代以降のミュージシャンに絶大な影響を与えました。

今回はそんなデヴィッド・ボウイやT.rex(マーク・ボラン)に代表されるグラム・ロックの歴史に焦点を当てています。

多様化したロックはグラム・ロックへ

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ヒッピー文化(伝統とか文化的な生活とかから解放されようという文化)の終息後、ワイルドなハード・ロックや知的で芸術的なプログレッシブ・ロックにロックは発展を遂げますが、ロック史にまた新たなロックの形を見出そうとしたのがグラム・ロック。

グラム・ロックは、それまでのロックのワイルドなイメージから離れます。女性的だったり近未来的な衣装を身に纏い顔には化粧を施す、そんな中性的なイメージをロックに取り入れました。

グラム・ロックとは上記の見た目、イメージを特徴としたもので、その音楽性はミュージシャンによって多種多様です。

POINT
グラム・ロックはアメリカではそれほど成功をおさめられなかったものの、後のパンクやニューロマンティック、ミュージシャンだとキッス(KISS)やデフ・レパード(Def Leppard)へ影響を与えました。



グラム・ロックの代名詞、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)

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グラム・ロックという枠だけではなく、ロック史という広い歴史から見ても重要ロックスターであるデヴィッド・ボウイ。

グラム・ロックのイメージが強いデヴィッド・ボウイですが、実はデヴィッド・ボウイはほかのミュージシャンと比べても圧倒的にいろんなジャンルの音楽を短期間でやってきたロックスターなんです。

フォークやサイケデリック・ロック、アートロック、プログレッシブ・ロック、ニュー・ウェイヴ、エレクトロニック・ポップなど。

それでもグラム・ロックのイメージが強いのは、デヴィッド・ボウイの名盤と呼ばれるアルバムたちがグラム・ロックをやっていたころに多いからではないでしょうか。

宇宙からきたロックスター、デヴィッド・ボウイのおすすめアルバムを紹介!必聴の名盤です

デヴィッド・ボウイの歴史的名盤「ジギー・スターダスト」

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ジギー・スターダスト」はグラム・ロック時代を代表するアルバムです。

コンセプト・アルバムとしても知られていますが、もともとはコンセプト・アルバムを作ろう!と意気込んで作った感じではないようです。アルバム製作過程で曲が加わり、このアルバムの代表曲でもある「Starman」は最終段階で完成したそう。試行錯誤、曲順の入れ替えで、最終的にこの形になったみたいですね。

架空のロックスターであるジギーの成功~没落までの物語になっているんです。



<ジギー・スターダストの物語>

 

“あと5年で地球が滅びる!地球滅亡の危機にやってきた宇宙からのロックスター、ジギーが音楽で世界を救う!”

Starman
デヴィッド・ボウイ
1993/11/15 ¥250

地球にやってきたジギーはたちまちロックスターとなり世界中の人々を魅了します。しかし、しだいに快楽に溺れ落ちぶれていく・・・そして最後に「Rock N’ Roll Suicide(ロックンロールの自殺者)」という曲で終わります。

私はCDで聞いたのですが、発売当時はレコード。A面がジギーの成功を歌っているとしたら、B面はジギーの没落を歌っているということになります。

美しく、切なく、それでいてクールでかっこいいロックなアルバムは、70年代の中でもっとも影響力のあるアルバムだといわれています。

Rock ‘N’ Roll Suicide
デヴィッド・ボウイ
1983/01/01 ¥250

グラム・ロックの神秘、マーク・ボラン(Marc Bolan)

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デヴィッド・ボウイと一緒に語られることが多いのが、T・レックス (T. Rex)のギター&ボーカル、マーク・ボランです。

マーク・ボランのロックバンド、T・レックスもまた、グラム・ロックの代表です。彼らへの熱狂ぶりはすさまじいもので、“T・レクスタシー”というT・レックスの熱狂的ブームを表すことばが生まれるほどでした。



もともとはフォークをやっていたマーク・ボラン。初期はパッとしないものでした。

しかしバンドは、マーク・ボランの意図がどうかは不明ですが、一般的にイメージされるT・レックスの妖艶な姿に変えてゆきます。マーク・ボランの中性的なルックスも相まって、T・レックスはたちまち注目を浴びることになります。

そんなT・レックスの”T・レクスタシー”を感じるアルバムが「Electric Warrior」。T・レックスの絶頂、歴史的名盤です。

Get It On
T. Rex
1971/09/24 ¥250

グラム・ロックの終焉、T・レックス低迷~マーク・ボランの死

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デヴィッド・ボウイのジギー・スターダスト引退宣言からグラム・ロックブームは失速していきます。

同じグラム・ロックをしていたことでデヴィッド・ボウイと比べられることが多いマーク・ボランですが、時代の一歩先を進むデヴィッド・ボウイにはかなわず、グラム・ロックブームの終焉とともに人気は急落します。

1977年、T・レックスはマーク・ボランの死によって活動休止を余儀なくされます。

交通事故で即死でした。マーク・ボランは生前、自身は30歳まで生きられないと本気か冗談かどうかは不明ですが予言めいた発言をしていました。奇しくも彼が事故死したのは30歳を迎える2週間前のことでした。



グラムロックの歴史まとめ

  • ロックからグラム・ロックというジャンルが誕生
  • グラム・ロックは中性的な見た目、衣装が特徴
  • デヴィッド・ボウイとT.レックスがグラム・ロックの代表的ロックバンド
  • デヴィッド・ボウイのジギー・スターダスト終了宣言以降、グラム・ロックブームは終焉を迎える

ロックの歴史のほんの一時代ではありますが、デヴィッド・ボウイとマーク・ボランの存在感は圧倒的で、後のロックミュージシャンへの影響も絶大です。

<参考>クロスビート編集部 最強版 ロックの50年、究極の500枚 (2012/6/30)