エレクトリック・ギターやエレクトリック・ピアノなどといった電子楽器をジャズに取り入れロック風な演奏スタイルをもつジャズロック。
即興演奏を重視するスタイルも特徴のひとつです。
本記事では、ジャズロックをこれから聞いてみたいという方へ、おすすめの名盤を5つ紹介します。
ジャズロックのおすすめ名盤①ヘヴィ・ウェザー
アメリカのジャズ・フュージョングループ、ウェザー・リポートが1977年リリースした名盤「ヘヴィ・ウェザー」。
ウェザー・リポートにとって最大のヒット作品です。
こういうアルバムが後世にも名盤として受け継がれていくのだというのがわかるほどに色褪せない高品質ジャズ。
1曲1曲の粒が立っていて、磨きに磨かれたおしゃれサウンドを聴くことができます。
これぞジャズロックの真骨頂。
下記の「バードランド」という曲はジャズとして非常に有名な楽曲で、同じくジャズ・グループのマンハッタン・トランスファーのカバーでもヒットしました。
Birdland
Weather Report
1977/03/01 ¥200
ジャズロックのおすすめ名盤②ワイアード
イングランド出身のギタリスト、ジェフ・ベックが1976年にリリースしたアルバム「ワイアード」。
インストゥルメンタルの楽曲で構成されています。
前作「ブロウ・バイ・ブロウ」と本作「ワイアード」が人気を二分しますが、「ワイアード」はよりジャズロックの色が強め。より精度の高いギターサウンドを聴くことができます。
ジミー・ペイジやエリック・クラプトンとともに3大ロックギタリストとして認知されているジェフ・ベック、そのギタープレイは芸術の域に達しています。
Led Boots
ジェフ・ベック
1976/05/01 ¥200
ジャズロックのおすすめ名盤③リターン・トゥ・フォーエヴァー
アメリカのピアニスト、キーボーディストであるチック・コリアが1972年にリリースしたアルバム「リターン・トゥ・フォーエヴァー」。
後に本作と同名のバンド、リターン・トゥ・フォーエヴァーを立ち上げます。
エッジの効いたジャズ・サウンドも良いですが、癒し系のジャズロックならこれです。
すでにジャズロックの要素は感じないほどに心にフィットする、心地よい優しいサウンド。
フルートやサックス、ボーカル・・・音楽を構成するすべての要素が美しくすばらしいです。
クリスタル・サイレンス
ゲイリー・バートン & チック・コリア
1972/11/06 ¥-1
ジャズロックのおすすめ名盤④フォース
イングランド出身のロックバンド、ソフト・マシーンの4作目のアルバム「4(フォース)」。
ソフト・マシーンはさまざまな音楽性を持っていて、サイケデリック・ロックからプログレッシブ・ロック、そして本作のようなジャズロックまで。
「4(フォース)」はソフト・マシーンのロックとジャズとのバランスがちょうど良い、ジャズロックの真骨頂。
前作だとプログレッシブ・ロック的、この後の「5(フィフス)」だとよりジャズ色強めとなります。作品ごとに音楽性がまったく違って聞こえるのがソフト・マシーンのおもしろいところです。
Teeth
Soft Machine
1971/02/01 ¥200
ジャズロックのおすすめ名盤⑤フィールズ・グッド・トゥ・ミー
イングランド出身のドラマー、ビル・ブルーフォードが自身のソロプロジェクトでリリースしたアルバム「フィールズ・グッド・トゥ・ミー 」。
ブルーフォードはイエスやキング・クリムゾンといったプログレッシブ・ロックバンドでのドラマーとしての活躍が有名ですが、キング・クリムゾン解散後は自身の出発点であるジャズ・フュージョン系へ。
プログレ系のミュージシャンは横のつながりが強いため、プログレの分野で活躍するミュージシャンを迎えることが多いです。
本作では、ギタリストにアラン・ホールズワース、ベーシストにジェフ・バーリンが参加。
ビル含め彼らの織りなす超絶技巧には圧倒されます。
Beelzebub
Bill Bruford
1978/08/01 ¥250
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