歌詞の重要性はザ・スミスが教えてくれた

歌詞なんて何でも良いじゃん、重要なのはメロディだよ。

そんなふうに思っていた時期が私にはありました。

10代のころなんてぶっちゃけ旋律しか聞いていなかった。

でも年齢を重ねると歌詞の重要性もわかるように。

歌詞の大切さを教えてくれたのはザ・スミス。

歌詞に惹かれるってこういうことなんだなを教えてくれました。

曲に大事なのはメロディ。歌詞は重要じゃないと思っていた

私の場合、音楽の歌詞にあまり重要性を感じていませんでした。

歌詞なんて適当さ!なんて言っていたロックミュージシャンもいるので、歌詞はメロディを奏でるための音でしかないとさえ思っていました。

この歌は「歌詞が良い」。

「歌詞で感動した」。

そんなふうな感想を理解できなった。

思い返すと、若さゆえに感受性が低かったからなのかなと感じますね。

歌詞から好きになった曲

しかし、そんな私にも歌詞に衝撃を受けるという体験をしました。

ザ・スミスの「Heaven Knows I’m Miserable Now」という曲です。

Heaven Knows I’m Miserable Now
ザ・スミス
1984/05/21 ¥250

「Heaven Knows I’m Miserable Now」は現代で聞いても突き刺さる

初めて歌詞を知ったときは衝撃的でした。

こんなにも響く歌詞ってあるんだなと。

響いた部分がこれ↓↓

仕事は見つかった。でも神は俺がみじめなのを知っている。

 

俺が生きていようが死んでいようかなんとも思わない人のために、なんで自分の貴重な時間を捧げないといけないんだ。

 

このあたりにハッとさせられたんですよね。

なんとなく日常で感じていたことを、スミスが歌詞で表現してくれていると。

別に、自分にみじめさを感じているとかではないんです。

ただ、学校や職場なんでもいいんですけど、日常の中に感じるふとした思いを言語化してくれているような気がしたんですよね。

きれいごとばかりで生きているわけじゃないから、仕事などでちょっと不満があったりすると「なんでこんなことしないといけないの」と思うこともあります。

そのときの感情を表現してるような歌詞が響いたわけです。

私がよく聞くのはロックですが、ロックには時代の背景を反映させた曲や、政治的主張が込められた曲はたくさんあります。

そういうのを聞いて、当時はこんな感じだったんだな、こんなこと考えていた人がいたんだな、なんて思ったりはします。

でもスミスの「Heaven Knows I’m Miserable Now」は、今の時代に聞いてもあてはまるんですよね。

今の時代というか、今の自分のことだ!みたいな衝撃ですね。

当たり前だけど歌詞も大事

今もメロディが良くて曲を好きになることのほうが圧倒的に多いですが、歌詞も大事だってことをスミスが教えてくれました。

本当に良い歌詞って胸に響くんですね。

たしかに、メロディが良くても「女!酒!薬!」みたいな下品な歌詞だとガッカリしますしね笑

まあロックなんてそんな曲山ほどあるわけですが・・・笑

やっぱりスミスみたいな誰もが思っているけど表には出せないようなことを表現してくれる曲って、グッとくるものです。

これぞ代弁者だなと。

スミスの曲に感銘を受けてからは、歌詞も大事なんだなと思うようになりました。

個人的に歌詞が良いと思ったほかのロック曲

最後に、スミスの曲をきっかけに歌詞にも注目するようになった私が、歌詞がスゴイと思ったロック曲を紹介します。

Hiroshima mon amour
アルカトラス
1983/10/15 ¥200

アルカトラスの「Hiroshima Mon Amour」という曲です。

曲名からピンとくる方がほとんどでしょうが、原爆投下された広島のことを歌っています。

バンド自体はアメリカを拠点としていますが、曲を作ったグラハム・ボネットとイングウェイ・マルムスティーンはそれぞれイギリス、スウェーデン出身です。

だからか、客観的に歌詞を書いているようで、でもアメリカ側視点でも書かれているような気がするんですよね。

歌詞を知らなければ普通にかっこいいロック曲だと思うんですけど、歌詞を知ると全然聞こえ方が変わってきます。

グラハム・ボネットの力強いボーカルも悲痛に聞こえるし、インギーのギターも涙がこぼれ落ちるほどに泣きまくっているように感じられます。

「爆弾は戦争を終わらせたと人は言うけど、広島に永遠に消えることのない深い傷を残していった」

そんなことを歌っているので、この曲を聞くと手放しにカッコいい曲だと言えないんです。

そして、ミュージックビデオのグラハム・ボネットも悲しみのような表情を浮かべているのもまた・・・。

とにかく歌詞に注目しつつ、曲をどんな思いで作ったのか想像をしつつ聞いてほしい1曲です。