【貴族から庶民のための音楽へ】古典派音楽ってどんなもの？クラシックの最高峰ともされる時代の代表作曲家や特徴

クラシック音楽でよく聞く古典派ということば。

古典派音楽とはいったいどんなものなのか、有名な作曲家には誰がいるのかについて解説しています。

バロック音楽から古典派へ

1750年ごろから、バロック音楽は終焉を迎えます。

それまで教会や宮廷など、貴族のための音楽だったクラシック音楽は、市民のための娯楽音楽へと変わっていきます。

古典派音楽の特徴

クラシック音楽は、貴族のためのものから、家庭や演奏会で楽しむためのものになりました。

限られた人のものだった音楽は、性別や職業関係なく誰でも楽しめるものに。

その結果、市民にも難しくない様式の音楽「ホモフォニー(旋律+和音の単純スタイル)」が生まれました。

クラシック音楽の質の低下

しかし、音楽が市民にもわかりやすくするために単純化されたことで、クラシック音楽の質の低下を招く結果になりました。

それを再度芸術の道に導いた代表作曲家がハイドンでした。

ハイドンはポリフォニー(複数の旋律が同時進行)とホモフォニーの融合を編み出したのです。

古典派音楽で有名なクラシック作曲家

ハイドン

クラシック音楽がかつての芸術性が失われ単純になってしまった。

クラシック音楽の質をいかにして高めるのか、ポリフォニー+ホモフォニーの融合を方法を編み出したのがハイドンでした。

弦楽四重奏曲はハイドンの究極の傑作です。

モーツァルト

バッハから影響されたモーツァルトもまた古典派音楽の代表作曲家。

35歳という短い生涯で多くの名曲を生み出しました。

ベートーヴェン

ベートーヴェンはハイドンやモーツァルトより少し後の世代、彼らが開拓した古典派音楽の可能性をさらに拡大させました。

音楽家として致命的な耳の病におかされるも、史上最高の交響曲「第九」を生み出しベートーヴェンの死後ますます名声は高まりました。

まとめ、古典派はわかりやすく親しみやすいクラシック音楽

以上、古典派音楽とはどんなクラシック音楽なのかについての解説でした。

これまで貴族が楽しんでいた音楽だったのが、時代が変わり市民にとって身近なものになったのが古典派音楽。

モーツァルトやハイドン、ベートーヴェンといった有名な作曲家が登場したのもこの時期です。

親しみやすい音楽なので、これからクラシック音楽を聞く人は彼らの音楽から入ると聞きやすいかもしれません。