プログレッシブ・ロックというジャンルを確立したバンドともいわれるキング・クリムゾン。
私キング・クリムゾンがめちゃくちゃ大好きなんですよ。
楽曲のクオリティは高すぎるし、胸をエグってくるような・・・突き刺してくるような鋭い曲は多いし、と思えば美しすぎる幻想的な曲があったりして・・・ま〜とにかく表現の幅が広くて完成度が高すぎるんですよね。
プログレ5大バンドの中でもとくに大好きなんです。
今回はキング・クリムゾンを聞いてみたい方、どのアルバムを聞こうか迷っている方へおすすめアルバム、名盤をランキング形式で紹介します!
キング・クリムゾン好きな私が全アルバムの所感をつづっているので、参考にしてみてください。
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キング・クリムゾン名盤ランキング第1位:レッド
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私の最愛にして最強のキング・クリムゾンのアルバムが「レッド」。
いやほんとこれだけでも聞いてほしい。これがキング・クリムゾンの・・・いや、プログレの完全体なんです!!究極ということばがよく似合うアルバムなんですよ。
おおげさだと思ったら聞いてみてください。
楽曲のクオリティが頂点を極めてます。退廃的で破壊的。
最強のメンバーによる、至高のプログレ曲がここにはあります。

Red
キング・クリムゾン
1974/09/27 ¥250
破壊的な世界観にエグられまくりです。こんな世界観がほかのバンドにありましょうか。ないでしょう。
Starless
キング・クリムゾン
1974/09/27 ¥-1
怪しげ、エキゾチックな雰囲気がたまりませんね〜!ジョン・ウェットンの甘く深みある歌声も全部堪能したくなってしまいます。
曲の展開も神がかかり的。
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キング・クリムゾン名盤ランキング第2位:クリムゾン・キングの宮殿
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今でこそ「レッド」が一番好きだと言っている私ですが・・・キング・クリムゾンを好きになるきっかけとなったのが「クリムゾン・キングの宮殿」。
これはもうどんなひねくれ者でもおすすめせざるを得ない大名盤ですよね。
プログレッシブ・ロックというジャンルの定義・イメージを決定づけた歴史的なアルバムです。
聞けば必ずわかる。圧倒的名盤感。
「21世紀のスキッツォイド・マン」と「クリムゾン・キングの宮殿」の2曲を聞けば必ず虜になるはず。
ウソみたいでしょう?1stアルバムなんですよ・・・それで・・・。
21st Century Schizoid Man
キング・クリムゾン
1969/10/10 ¥250
「21st Century Schizoid Man(21世紀のスキッツォイド・マン)」はリフが印象的でこの曲でノックアウトされる人も多いでしょう。
The Court of the Crimson King
キング・クリムゾン
1969/10/10 ¥-1
「The Court of the Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)」はドラマティックでクライマックス感が漂う、まるで映画を観ているかのような曲。
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キング・クリムゾン名盤ランキング第3位:太陽と戦慄
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個人的には一番好きな「レッド」に次いで好きなアルバム。
はじめて「太陽と戦慄 パートI」を聞いたときの衝撃といったら・・・!!!
ドキッ!!!としましたよね。
もしも時間を巻き戻せるのならば、あのときに受けた衝撃をもう一度だけ体験したい。
寝耳に水のような体験でしたよね。
このアルバムからビル・ブルーフォードとジョン・ウェットンが参加しています。
高度な演奏、複雑な曲構成が魅力的な1枚。
聞けば聞くほど濃密で緻密なアルバムで、個性的ということばで言い表せないほどの独創性があり、終始圧倒されます。
・・・というかもう1位〜3位に挙げたアルバムは全部聞きましょう。
Larks’ Tongues In Aspic, Pt. 1
キング・クリムゾン
1973/03/23 ¥250
やっぱりこの曲。はじめて聞いたときは驚いたものです。
決してヘッドホンをして大音量で聞いたらダメですよ・・・!?
Easy Money
キング・クリムゾン
1973/03/23 ¥250
キング・クリムゾンの中でならかなりキャッチーな部類の曲。
私が口ずさむキング・クリムゾンの曲はだいたいこれ。
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キング・クリムゾン名盤ランキング第4位:ポセイドンのめざめ
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初期キング・クリムゾンの代表アルバムであるセカンドアルバム「ポセイドンのめざめ」。
個人的にはさきに挙げた3作品が突出して好きなのでちょっとだけ好き度は落ちますが、名盤なのは間違いなしです。
静かなやわらかな曲から尖った曲まで、キング・クリムゾンのあらゆる側面が見られます。優しげな美しい曲と不安を煽るような緊迫感のある曲とのコントラストが最高の名盤。
私の「ポセイドンのめざめ」で一番好きなところは、グレッグ・レイクのボーカルが聞けるところ。いやほんとグレッグ・レイクって良いですよね。
グレッグ・レイクの歌声って、すごく胸に訴えかけてくるような感じがあるんですよ。響くんです。
声質的にはジョン・ウェットンと似た系統だと思っていまして。
ジョン・ウェットンの声は甘くてうっとりするのに対して、グレッグ・レイクの歌声は聞くとなんか感動するというか。感動するっておかしな表現かもしれませんがズドンと胸にくるんです。
それが堪能できるのが「ポセイドンのめざめ」。
In the Wake of Poseidon
キング・クリムゾン
1970/05/15 ¥250
「In The Wake Of Poseidon」は美しく幻想的な曲でこのアルバムの顔的な存在ですね。さみしげな雰囲気に心がかきむしられるような・・・世界観にどっぷりつかってしまう。
Pictures of a City
キング・クリムゾン
1970/05/15 ¥250
「Pictures Of A City」は途中怒涛の演奏で激しく、かと思えば急に静かになる、でも緊張感はそのまま続く、というめまぐるしい展開で聞き入ってしまう曲です。
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キング・クリムゾン名盤ランキング第5位: 暗黒の世界
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ぶっちゃけ、キング・クリムゾンの中ではやや地味な印象があるアルバム。
なのでさきに挙げた上位のアルバムを聞いた後に聞いてほしいんですよ。はじめてのキング・クリムゾンが「暗黒の世界」だったら、「なんだあんまりパッとしないな!」というイメージになるかもしれないから・・・笑
だから2枚目以降に聞いてほしいキング・クリムゾンです。
意外と伏兵といいますかダークホースといいますか・・・目立たないけれど良い曲がそろっているんです。しかもそこそことっつきやすい。
「太陽と戦慄」なんかは苦手な人は「無理!」と即投げてしまうアルバムだと思いますが(私はめちゃくちゃ好き)、「暗黒の世界」は複雑な曲が嫌いな人でもぺろりといけてしまうと思うんです。
要するにキャッチー。キング・クリムゾンにキャッチーという表現は似合わなすぎますけどね!笑
あと個人的にはこの時期のメンバーが最強(ロバート・フリップ、ビル・ブルーフォード、ジョン・ウェットン、デヴィッド・クロス)すぎるのでそれだけでも推したいポイント。
The Night Watch
キング・クリムゾン
1974/03/29 ¥250
「The Night Watch」はクリアで洗練された音がきれいです。ジョン・ウェットンのボーカルが艶っぽくすばらしい。ウェットンの声良いよね・・・(うっとり)。
The Great Deceiver
キング・クリムゾン
1974/03/29 ¥250
「The Great Deceiver」は終始圧倒されます。かっこいいです。「暗黒の世界」では一番好き。目立たないアルバムだと言いましたが、この曲はめちゃんこ名曲ですよ。
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キング・クリムゾン名盤ランキング第6位:リザード
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これももはや順位なんてあってないようなもので。
3位まではちょっと譲れないんですけど、正直4位〜6位は拮抗しているというか、好きレベルはほとんど同じなんですよねぇ〜!
ただ、「リザード」はセカンドアルバムの「ポセイドンのめざめ」からメンバーチェンジもあり好みが分かれるかなぁというところ。
ボーカルはゴードン・ハスケルに、ドラムスはアンドリュー・マカロックなんですよね。
(この時期を経たキング・クリムゾンは最強にして最高なんですけど)
でも個人的には隠れた名盤的なアルバムだと思っていて。
「サーカス カメレオンの参上」と「リザード」という曲はえげつないほどかっこいいんですよ。
「サーカス カメレオンの参上」はサウンドがかっこよすぎてね・・・「レッド」に通ずるものがあるなあって思うんですよ。
で、目玉の曲が「リザード」。
「リザード」のはじめのパートはイエスで有名なジョン・アンダーソンが歌っていて、これがねーもう透明感があって神秘性があって超素敵。なんてファンタジーなボーカルなんだろう、アンダーソン。
曲も美しくてエキゾチックでめちゃくちゃ良い。
これがあるから「リザード」もやっぱり良いんだよなぁ〜。
ほかに良いのがありすぎて目立ちこそしないけど名盤ですよ。
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キング・クリムゾン名盤ランキング第7位:スラック
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唯一の90年代アルバム「スラック」。
正直80年代のキング・クリムゾンは個人的にピンと来なかったので、90年代のクリムゾンはどうかな・・・とそこまで期待せずに聞いたのが本作です。
で結果は・・・これが意外と良いんですよ。
意外だ・・・意外と良いよ・・・。
最初から尖った音で攻めてくるし、混沌とした血なまぐさいサウンドにえぐられるしで、なかなか良いじゃないですか!!
「レッド」を彷彿させる荒廃感が私の好みドンピシャ。これはいいぞ・・・!!!
期待値が低かっただけに、1番人気のオルフェーヴルを制し1着になった天皇賞(春)のビートブラックを思い出しました。
とりあえず80年代キング・クリムゾンで離れてしまった人はぜひ「スラック」を聞いてほしい。70年代っぽいキング・クリムゾンがここにはいますよ。ガチで意外と良いから!
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キング・クリムゾン名盤ランキング第8位:アイランズ
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んー・・・これはねー・・・雰囲気を楽しむアルバムだと思ってます。
「アイランズ」にはすごく印象的な曲とか、かっこいいアグレッシブな曲とかないんですよ。
美しさにステータス全振りしたようなアルバム。
いや、幻想的だしキレイだしで好きですよ?好きなんですけど・・・キング・クリムゾンには破壊性、えぐ味ある音を求めてしまう私としては、ややパッとしないように感じてしまうんですよね。
ちょっと地味めかなとは思ってしまいますが、BGMとして寝るときに聞いたり、作業用に聞くと心地よいです。
この中では「プレリュード かもめの歌」と「アイランズ」が私は好み。旋律が良いです。たまにゆったりしたいときに聞きたくなりますね。
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キング・クリムゾン名盤ランキング第9位:ディシプリン
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ロバート・フリップ的には、「ディシプリン」以前の・・・それこそ「クリムゾン・キングの宮殿」だったり、「太陽と戦慄」だったりをしていた時期のバンドの影をつかんで離さない気持ちが理解できないと思いますが・・・。
それらの時期の音を求める人にとっては、「ディシプリン」ってやっぱりうーーーんと思ってしまうんですよね・・・私のことなんですけど。
もうかれこれ10年くらい、今の私ならどう感じるだろうと思って「ディシプリン」をたまに聞いてはやっぱりまだピンとこないなを繰り返してるんですよ。
大好きなキング・クリムゾンだからこそ、「ディシプリン」も愛したい。
でもグッとくるものがなくてまたCDをしまうっていう・・・。いつか好きになるときがくるのかもしれないけど、まだそのときではないみたい。
ただし、“キング・クリムゾンとして”ではなく純粋にロックアルバムとして聞けば普通に名盤だと感じます。
60〜70年代のキング・クリムゾンの幻影をついつい追ってしまう私はまだ、純粋にロックアルバムを楽しむ域に達していないのです・・・。
この気持を昇華したとき、「ディシプリン」への見方は変わるかも、と未来の私を予言しておこう。
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キング・クリムゾン名盤ランキング第10位:ザ・コンストラクション・オブ・ライト
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エイドリアン・ブリューどうした・・・って感じの声から始まってビックリします。最初だけね。誰かと思った。
そんなブリューの声もあいまってヘビーロックな感じ。全体的に分厚い印象ですね。
とはいえ「ザ・コンストラクション・オブ・ライト」みたいに刺々しい中にも美麗な音が見え隠れしたり、面白さはあります。
ギターとギターの共鳴も聞き心地が良いし、メタリックなサウンドがずっしりとして聴き応えあります。
で、何より聞いてほしいのが「太陽と戦慄パートⅣ」。これだけでもいいから聞いてほしい。
「太陽と戦慄」〜「レッド」っぽさがあるんですよ。
いや〜2000年代だというのにあいかわらず70年代クリムゾンのサウンドを探してしまうんですよねぇ・・・。
いい加減やめたい。
でもクリムゾン風味を感じたらテンション超上がる。
本作は「太陽と戦慄パートⅣ」のためだけにでも聞くべき。
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キング・クリムゾン名盤ランキング第11位:ザ・パワー・トゥ・ビリーヴ
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「レヴェル5」という曲・・・かっこよすぎでは?
「レヴェル5」という曲・・・!かっこよすぎではっ!!??
さすがに2000年代でメンバーもそれなりの年齢なので、いちキング・クリムゾンファンとしてあたたかく聞こうと思って再生した「ザ・パワー・トゥ・ビリーヴ」。
「レヴェル5」に刺されました。それはもう奥までグッサリとね。
まさか2003年という時代でこんな全盛期感あるアルバム出すなんて思わないでしょ〜。ロバート・フリップってほんとスゴイ人なんですね・・・おみそれしました。
60〜70年代クリムゾンほどじゃないけど、少なくとも私は80年代クリムゾンよりは好みですね。意外と良くてビビりました。
「エレクトリック」とかもかっこいい。
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キング・クリムゾン名盤ランキング第12位:ビート
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「ビート」を聞いて、”ビート”の意味を調べましたね。
ビート・・・たたく、続けざまに打つ
なんか納得。
このアルバムは「ビート」が多いなと感じるんです。ずっと激しく音をたたきつけているイメージ。まさにビートなんですよね。
ここまできたら。私が変容していくしかないでしょう、新たなキング・クリムゾンに。
これほどまでにクリムゾンの音が変わると、なんだかもう清々しい気がします。
これがキング・クリムゾンの新しいサウンドなんだ。80年代という時代もあってか、テクノサウンドが強くて全然今までのキング・クリムゾンとは違う。
でもなんだか楽しくなってくる。
キング・クリムゾンらしくない。聞いていて楽しいだなんて・・・!!!
でもこの新しい音が・・・
だんだん癖になっていく・・・!!!!
絶対にキング・クリムゾンで最初に聞くべきアルバムじゃないけど、これはこれで良いんじゃないかと思えた1枚でした。
気楽に聞けるキング・クリムゾンもまあ良いよね。「ディシプリン」より前のキング・クリムゾンへの未練を捨てれば普通に良い。と思う。
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キング・クリムゾン名盤ランキング第13位:スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー
80年代のキング・クリムゾン・・・そう、「ディシプリン」以降のキング・クリムゾンはおおらかな心持ちで聞くのが良いと思えてきました。
とくに「スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー」は・・・!
これまたこれまでのキング・クリムゾンの音からは想像できないような、ポップさを持つアルバムなんですよ。中には凝った複雑な曲もあるんですけど。
んーこれ難しいな。正直いうと「ディシプリン」や「ビート」に比べて印象に残らないかなぁ・・・。
「太陽と戦慄パートIII」は聴き応えある。タイトルの影響もあって70年代風味を感じますね。
でも個人的にはちょっと地味な印象です。
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キング・クリムゾンのアルバムは名盤ばかり!意外と90年代以降もおすすめ
以上、キング・クリムゾンのおすすめアルバムランキングでした。
- レッド
- クリムゾン・キングの宮殿
- 太陽と戦慄
- ポセイドンのめざめ
- 暗黒の世界
- リザード
- スラック
- アイランズ
- ディシプリン
- コンストラクション・オブ・ライト
- ザ・パワー・トゥ・ビリーヴ
- ビート
- スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー
1〜3位は全力でおすすめしたい。全部聞いてほしいです。
「レッド」は破壊的な世界観がたまらなく良いのでぜひ聞いてほしいところ。
「レッド」が好みだったら確実に「太陽と戦慄」も好きなはず。
「クリムゾン・キングの宮殿」はプログレ初心者をいきなり殺しにかかるキラーアルバムなので絶対に抑えておくべき名盤。
そして意外とあなどれないのが、「スラック」や「コンストラクション・オブ・ライト」といった90年代以降のキング・クリムゾンですね。私的には結構おすすめです。余裕があれば聞くべし。
「リザード」〜「アイランズ」、「ディシプリン」〜「スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー」は好みによるかな。人によっては名盤、人によってはコレジャナイ作品かと思います。