クラシック音楽を聞く中で、「レクイエム」ということばを耳にすることがあります。
「レクイエム」とは、死者のためのミサ曲。
本記事では、「レクイエム」の目的や構成、有名な曲を紹介しています。
Amazon Music Unlimited ならクラシック音楽がいつでもどこでも聞き放題です!
もちろん、音楽家別に聞くこともできますよ~。幅広くクラシック音楽をいつでも聞けるのでおすすめです!
30日間の無料お試し期間もあるのでお気軽に聞いてみてください♪
無料お試し期間中に解約すれば料金は一切かかりませんよ。
無料トライアルお申し込みはこちら
レクイエムとは死者のためのミサ曲
レクイエムはラテン語で「安息を」の意味をもつ言葉です。
死者のためのミサ曲で、特定の人のための葬儀にも用いられるようにもなりました。
レクイエムの構成
ミサの際に歌われるグレゴリオ聖歌には、こちらの記事で紹介しているように通常文と固有文というものがあります。
上記レクイエムの構成でいうと、キリエとサンクトゥス、アニュス・デイが通常文。
それ以外は固有文です。
そして通常文にある「グローリア(栄光の賛歌)」はレクイエムに含めるのは適当ではないということで外され、「クレド」もまた信仰を宣言する本人が死者であるために不要ですから外されます。
そうすると、上記図のような構成になるわけですね。
「怒りの日(ディエス・イレ)」
「怒りの日(ディエス・イレ)」とは
キリスト教における終末思想のひとつです。
生きている人はもちろん、死者をも地上に復活させ、その者の過去の生きざまによって「天国」かそれとも「地獄」行きになるのかを決定する最後の審判。
モーツァルトやヴェルディの曲がとりわけ有名です。
モーツァルトの「怒りの日」
モーツァルト:レクイエム:怒りの日
ライプツィヒ放送合唱団, ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 & ペーター・シュライアー
1998/01/01 ¥250
1791年にモーツァルトが作曲したレクイエム。
しかし完成の前にモーツァルトが亡くなったため、弟子たちの手により曲が完成され1年後に初演が行われました。
ヴェルディの「怒りの日」
怒りの日(《レクイエム》より)(ヴェルディ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, カルロ・マリア・ジュリーニ, エルンスト・ゼンフ合唱団 & エルンスト・ゼンフ
1997/08/01 ¥250
ヴェルディのレクイエムもまた有名です。
1873年に作曲されました。
華麗なレクイエムと評される一方、コーラスが教会にふさわしくないという意見もあります。
ロマン派以降の作曲家たちも取り上げた
グレゴリオ聖歌の「怒りの日」の旋律は、ロマン派以降の作曲家たちも好んでとりあげました。
たとえば、リストの「死の舞踏」やベルリオーズの「幻想交響曲」第5楽章が挙げられます。
死の舞踏(抜粋)(リスト)
ボリス・ベレゾフスキー, ヒュー・ウルフ & フィルハーモニア管弦楽団
2009/11/04 ¥250
ベルリオーズ: 幻想交響曲 Op.14 – 第5楽章 魔女の夜宴の夢
レナード・スラットキン & Lyon National Orchestra
2012/09/01 ¥150
Amazon Music Unlimited ならクラシック音楽がいつでもどこでも聞き放題です!
もちろん、音楽家別に聞くこともできますよ~。幅広くクラシック音楽をいつでも聞けるのでおすすめです!
30日間の無料お試し期間もあるのでお気軽に聞いてみてください♪
無料お試し期間中に解約すれば料金は一切かかりませんよ。
無料トライアルお申し込みはこちら
まとめ
「怒りの日」がリストやベルリオーズに引用されてからは、死をあらわすものとして以降の作曲家たちからも好んで引用されるようになりました。
チャイコフスキーから、サンサーンス、ラフマニノフなど、挙げればきりがありません。
その旋律を聞けばどこかおそろしさを感じてしまいますね。