NWOBHMやヘヴィメタルはどこから誕生したのか。その立役者とは・・・
NWOBHMとヘヴィメタルの歴史に迫ります。
- ロックの起源を知る
- ビートルズが偉大なわけ
- “プロテスト歌手”ボブ・ディランの転機
- 「サージェント・ペパーズ~」名盤誕生の背景
- “神”と呼ばれた天才ギタリスト
- ドラッグ体験を再現するサイケデリック・ロック
- 難解さゆえに長く続かなかったブーム、プログレッシブ・ロック
- 主役交代、時代はビートルズからレッド・ツェッペリンへ
- ロックの神秘、グラム・ロック
- ロックスターなんてクソ!吠えたのはパンク
- ニューウェイヴ、ロックは形を変えてゆく
- 80年代を支えた”産業ロック”
- NWOBHMとヘヴィメタル
- 暗い社会に希望をもたらしたのはザ・スミス
- 自ら巻き起こしたブームを自らの死で終わらせたニルヴァーナの衝撃
- ブリットポップブームの象徴、ブラー対オアシス騒動
- 過激なパンクを広めたグリーン・デイの功績
イギリスでのNWOBHMムーヴメント
80年代のイギリスでは、若い世代による新しいハード・ロックの動きがはじまります。それまでのロックスターたちはオールド・ウェイヴと呼ばれたことに対し、新しい若い世代のハード・ロックの動きはNWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)と呼ばれました。
このNWOBHMを代表するのが、アイアン・メイデンやデフ・レパードなど。
そして、ヘヴィ・メタルシーンが盛り上がる中、いわゆるヘヴィ・メタルというイメージを確立させたのはジューダス・プリーストでした。
ヘヴィ・メタルのイメージを定着させたメタルゴッド、ジューダス・プリースト
画像:Amazon
頭を引き裂かれるようなキンキン金切り声、重厚感あるサウンド、激しく速いギターリフ、黒の革ジャン・・・いわゆるヘヴィ・メタルという定義、スタイルを確立させたのがジューダス・プリースト。
それまでも活動していましたがNWOBHMブームに乗る形で「ブリティッシュ・スティール」がヒットし、後にこのアルバムの中の曲名である「メタル・ゴッズ」から、ジューダス・プリーストはメタル・ゴッドの愛称として支持を集めます。
Breaking the Law
ジューダス・プリースト
1980/04/14 ¥200
NWOBHMに影響を受けた新しい世代
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NWOBHMのムーヴメントは長くは続きませんでしたが、新しい世代のヘヴィ・メタルバンドに影響を与え、ヘヴィ・メタルやハード・コア・パンクの流行を受けて、ギターリフの速さや重いサウンドを重視したスラッシュ・メタルが生まれます。
スラッシュ・メタルの中心バンドだったのがメタリカでした。メタリカと同じころ活動をしていたアンスラックス、メガデス、スレイヤーとともにスラッシュ・メタルの四天王と呼ばれています。
彼らもまた、後のメタル界に絶大な影響を与え、さらに細分化されたジャンルを生み出すきっかけになりました。
イギリスやアメリカ以外でもヘヴィ・メタルが流行
ヨーロッパ諸国でもヘヴィ・メタルのバンドが注目されるようになります。
デンマークではプリティ・メイズ
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元シン・リジィ、ホワイトスネイクのジョン・サイクスの曲「PLEASE DON’T LEAVE ME」のカバーが大ヒットしたプリティ・メイズ。
カバー曲が一番有名でヒットという・・・まあそれだけ良かったということですけどね!
ジョン・サイクスバージョンに匹敵、超えているレベルで良質なカバーですから。ジョン・サイクスが大好きな私もこの曲だけはプリティ・メイズのほうが好きです。
ちなみにこちらがジョン・サイクスバージョン↓※ライブバージョンですが。
Please Don’t Leave Me (Live)
ジョン・サイクス
2004/12/20 ¥150
こちらがプリティ・メイズのカバーバージョン↓
Please Don’t Leave Me
プリティ・メイズ
1992/02/20 ¥200
オランダではヴァンデンバーグ
画像:Amazon
イギリスのロックバンド、ホワイトスネイクのギタリストとしての活躍が有名なエイドリアン・ヴァンデンバーグが結成したヴァンデンバーグ。
エイドリアンの前のギタリストであるジョン・サイクスや後に加わるスティーヴ・ヴァイと比較されたり、曲を作ったのに腕の負傷でレコーディングに参加できなかったりと何かとツイていないエイドリアン。現在は画家として活動しています。
ちなみに海外の音楽サイト「Ultimate-Guitar.Com」にて”最も背が高いミュージシャンTOP10″で第6位に選ばれています。その身長は198cm。
ロック史まとめ
- イギリスではNWOBHMと呼ばれるムーヴメントが勃興
- NWOBHMとは若い世代によるハードロックの新しい動き
- ジューダス・プリーストがヘヴィ・メタルのイメージを確立
- NWOBHMのムーヴメントは後のスラッシュメタルに影響を与えた
<参考>クロスビート編集部 最強版 ロックの50年、究極の500枚 (2012/6/30)
- ロックの起源を知る
- ビートルズが偉大なわけ
- “プロテスト歌手”ボブ・ディランの転機
- 「サージェント・ペパーズ~」名盤誕生の背景
- “神”と呼ばれた天才ギタリスト
- ドラッグ体験を再現するサイケデリック・ロック
- 難解さゆえに長く続かなかったブーム、プログレッシブ・ロック
- 主役交代、時代はビートルズからレッド・ツェッペリンへ
- ロックの神秘、グラム・ロック
- ロックスターなんてクソ!吠えたのはパンク
- ニューウェイヴ、ロックは形を変えてゆく
- 80年代を支えた”産業ロック”
- NWOBHMとヘヴィメタル
- 暗い社会に希望をもたらしたのはザ・スミス
- 自ら巻き起こしたブームを自らの死で終わらせたニルヴァーナの衝撃
- ブリットポップブームの象徴、ブラー対オアシス騒動
- 過激なパンクを広めたグリーン・デイの功績