もし洋楽ロックをまったく聞かない人から「おすすめアルバムを5枚教えて」と言われたら何を挙げるだろうなぁ・・・。
実際に聞かれたことはないけど妄想したら楽しかったので、真剣にまっさらな洋楽ロック初心者に5枚見繕うとしたら何を選ぶだろうかと考えてみました。
洋楽ロック初心者にアルバムを5枚だけおすすめするとしたら
①マシン・ヘッド / ディープ・パープル
レッド・ツェッペリンでもなく、ブラック・サバスでもなく。
ハードロック分野から初めにおすすめするとしたらディープ・パープルですね。
初めは、バンドの影響力や革新性、技術面よりも圧倒的に「親しみやすさ」のほうが大事だと思うのです。
ディープ・パープルは比較的CMなどで知られているし、そんなに過激さや激しさはありませんからね。
で、中でも「マシンヘッド」は有名曲ぞろいなうえにキャッチー。
間違っても初期作品はおすすめしないように。
渋すぎるので、逆にとっつきにくく感じさせる可能性ありです。
もし「マシンヘッド」を気に入れば、ハードロック好きになるポテンシャルがありますね。
②モーニング・グローリー / オアシス
日本でも超有名かつ聞きやすい。
むしろ洋楽ロックは普段聞かない人ですらオアシスだけは好きという場合も結構あります。
不思議と、私が学生のころはオアシスとグリーン・デイが抜けて人気が高かったんですよね。
(オアシスのノエル・ギャラガーはグリーン・デイのこと嫌っているような発言をしてましたけど・・・笑)
耳に馴染みやすいんでしょうね。
お手軽というか、ハードルが低いというか。とにかくわかりやすいメロディとサウンド。
なんだかんだで、真っ直ぐな王道ロックは正義です。
③クリムゾン・キングの宮殿 / キング・クリムゾン
もしかしたらプログレ好きのポテンシャルがあるかもしれない。
そんな希望を胸に、5枚中1枚はプログレアルバムを忍ばせたいところ。
ピンク・フロイドの「狂気」と迷ったんですけど、「クリムゾン・キングの宮殿」のほうが強烈だからポテンシャルを引き出しやすいかな、と思ったので。
これにはまったらもう沼から抜け出せませんね。
プログレってなんなんでしょうね。
一度魅力を知ると離れられないんですよね。麻薬のような音楽というか・・・。麻薬のような音楽といったらサイケデリック・ロックになるんですが・・・。
洋ゲーをやると国産ゲームに物足りなさを感じる的な。わからないけど、こんな面白いものがあったなんて知らなかった!という感動が得られるんですね。
それましたが、そういう衝撃的な感動を覚える可能性は誰にだってあると思うので、プログレアルバムも1枚含ませましょう。
④アメリカン・イディオット / グリーン・デイ
昨日まで洋楽の「よ」の字も聞いてなかった人が今日聞き始めてもいきなり楽しめるレベルで聞きやすいですね。
洋楽ロック初心者にとって一番大事なのはなんたって聞きやすさだと思うんですよね。
歴史的意義とか、時代背景とかはぶっちゃけ関係ないと思います。
とっつきやすさやキャッチーさが大切。
「アメリカン・イディオット」を気に入ればパンクロック好きになる可能性を秘めています。
クラッシュやザ・ジャムに誘導するもよし、同系統でSAM41やシンプル・プランなどをすすめるもよし。
⑤ロデオの恋人 / ザ・バーズ
カントリー系のアルバムとして入れたいですね。
1曲1曲がすごくインパクトがあるというわけではありません。
でも、1曲1曲が同じテーマを持っていてひとつの作品を完成させているから、非常にクオリティが高いんですよね。
ロックに興味がない人ですらその心地よさにノックアウトされること必至だと思うので、ほんと聞いてほしい。
ロックって、ただギターがうるさかったり声がキンキンしているばかりでは決してありません。
こんなにのどかで癒されるロックもあるのか。まるで牧歌のようだ。
そんな感動に出会えるかもしれません。
聞いた人がどんな表情をするのか、ワクワクしながらセレクトしちゃいますね!
もし気に入ればグレイトフル・デッドとかボブ・ディランをおすすめしたいなぁと妄想が広がります!
ま、そんな予定はないですけどね。
私が洋楽ロック初心者に5枚だけおすすめするとしたらこんな感じ
聞きやすさとジャンルのバランスを考えて選んだ結果、こんな感じになりました。
もしディープ・パープルが気に入れば、レッド・ツェッペリンも聞いて、そのあとはハードロック沼につかるでしょう。
はたまたオアシスが気に入れば、たぶんブリットポップ系、もしくはビートルズやローリング・ストーンズにいきつくんじゃないでしょうか。
キング・クリムゾンならプログレ、グリーン・デイならパンク、バーズならカントリー、からのAORの可能性。など分岐先が無限大です。
もし今後こういうシーンがあればおすすめしてみたいと思います。たぶんないでしょうが笑