難解、冗長すぎるといわれるイエスの「海洋地形学の物語」は1周してプログレの真骨頂だと思う

イエスの数あるアルバムの中で賛否両論の多い・・・ある種問題作としてみなされがちな作品があります。

それが「海洋地形学の物語」。

アルバムに収録されている曲数はたったの4曲ですが、1曲あたりどれも20分前後という長尺なんですよね。

そこが難解だ、冗長だと批判されるところです。

私もかつてはその冗長さにひるんでしまい、最後まで聞けずに途中で断念してしまったことがあります。

しかし、今となっては一周回って笑えるほどに好き放題にやっている、面白いアルバムなんじゃないかと思っています。

BGMとして聞けば癒しの音楽にもなって聞き方いろいろ。

プログレの要素を追求した結果こうなってしまった、そんな変態さが感じられて良いんですよね。

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「海洋地形学の物語」の概要

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ビル・ブルーフォード脱退後のアルバム

イエスのドラマーだったビル・ブルーフォードは1972年にバンドを脱退。

「海洋地形学の物語」からはビル・ブルーフォードに代わりアラン・ホワイトが加入しています。

リック・ウェイクマンが異議を唱えたアルバム

あまりにも1曲1曲が長すぎるため、キーボーディストであるリック・ウェイクマンは異議を唱えたそうです。

「海洋地形学の物語」があまりにも難解すぎた出来になったために、リック・ウェイクマンはイエスを脱退したともいわれています。

ちなみに不満を抱いていたリックは収録に最後まで参加していません。

「海洋地形学の物語」はバンドとしての転換期

ビル・ブルーフォード脱退しアラン・ホワイトが加入して初のアルバムということ。

リック・ウェイクマンが不満を訴えたアルバムであるということ。

このことから、「海洋地形学の物語」は評価を分かつ作品と同時に、イエスとして転換期ともいえる作品だったといえると思います。

言い換えれば、問題作ともいえそう。

ただ私としては、波紋を呼ぶ作品にあるにしても、決して凡作ではない。むしろ傑作だと感じています。

コンセプトを追求したプログレの真骨頂

「海洋地形学の物語」はどのアルバムよりも統一感・コンセプトを意識したアルバムだと思います。

  1. 神の啓示
  2. 追憶
  3. 古代文明
  4. 儀式

上記曲から構成される「海洋地形学の物語」。

内容はどこまでも抽象的、曲調はまるでリアリティーのない夢のような世界。

これまでのイエスもコンセプトを意識している感じはあるのですが、それ以上に全体の統一感や雰囲気を意識しています。

絵画でたとえると、モネの世界観みたいな。

輪郭がハッキリとしない抽象的な、でもとても美しい神秘の世界が広がっている。

そんなイメージ。

奥行きがある幻想的な世界

イエスの「危機」や「こわれもの」とは明確に違う音楽性があるんですよね。

「危機」や「こわれもの」は名盤には違いないのですが、あくまでもロックアルバムという感じがします。

ですが「海洋地形学の物語」はもうロックというジャンルを超越しているんじゃないかと。

クラシックともジャズともロックともいえない、そんな不思議な音楽なんです。

ジョン・アンダーソンとスティーヴ・ハウがアイデアをまとめた作品だそうですが、とくにジョン・アンダーソンの思想が強いと思います。

アンダーソンはかなり変わったというか不思議な人物なようで(妖精を見たことがあるそう)、かなりアンダーソンの独自の考えが反映されているんだろうなと感じましたね。

実際にヒンドゥー教の教典から着想を得たそうですし、なかなか癖が強いのは間違いないです。

経典から得たアイデアをもとに構想し、歌詞にする中で抽象的になり、それが幻想的な視点を持つ作品となったんですね。

「海洋地形学の物語」はやりたいことを追求した結果の作品

コンセプトをより意識したことと、芸術性・神秘性を極限までに追求した結果生まれたのが「海洋地形学の物語」なんだと思います。

もうなんか、売れるかどうかを意識した感じではなくて、イエスとしてやりたい音楽をやったらこうなったみたいな。

結果的に売れてはいるんですけど、「海洋地形学の物語」が聞き手に与えた感想はさまざまでしょうね。

「なんてこった最高だ!」という人もいれば、「長いだけ、退屈」と感じる人もいる。

私は、最初こそ「退屈」という感想を持ちましたが、長年放置して改めて聞き直すと「最高」だと思ったタイプでした。

こういう、聞く人によって、はたまた聞く時期によって感想が変わるのが面白いな~と思いますね。

とっつきにくいアルバムなんだけど、魅力に気づいたとたんにものすごく愛おしく思う「海洋地形学の物語」。

何度聞いても奥深くて、プログレの最高峰だと思います。

「海洋地形学の物語」を聞こう

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