UKロックとかUSロックってよく聞くけどなんだろう?
それぞれ音楽的に違いや特徴はあるの?
今回はそんなロックを聞くうえでぶつかる疑問と、おすすめのUKロックバンドの紹介をお送りします。
UKロックとはイギリスのロックバンドのこと
UKとは、United Kingdom(ユナイテッド・キングダム)の略でイギリスを表す表現。
つまりUKロックとは、イギリスのロックのことです。
UKロックの特徴、USロックとの違いはある?
音楽的にはUSロックとUKロックの違いはありません。アメリカのロックがUSロック、イギリスのロックがUKロックと呼ばれているにすぎません。
違いがあると思われるのはほとんど個人の感性。
私個人の感覚からいえば、USロックは陽気で明るい単純明快なロック。対してUKロックは知的で哲学的、複雑さがあるロック。そんな印象です。
繰り返しになりますが、あくまでも代表的なロックバンドを聞いてきて感じたひとつの感想ですので、定義というのはありません。
おすすめのUKロックバンド:ビートルズ
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言わずと知れたイギリスのロックバンド、ビートルズ。
ビートルズ以前の音楽界の常識を覆して今のバンドスタイルの当たり前を作ったビートルズはやはり偉大です。
曲は今聞けば古くささを感じるかもしれませんが、ビートルズの影響力や革新性はほかのロックバンドとは比にならないほどに絶大。ビートルズ以上の影響力をもつミュージシャンもいないのではないでしょうか。
おすすめのUKロックバンド:レッド・ツェッペリン
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70年代のハードロックを支えたイギリスの伝説級ロックバンド、レッド・ツェッペリン。
音楽雑誌の人気投票でつねに首位だったビートルズを、70年代に入りその人気の座を奪い取ったできごとは新しいロックの時代が来たことを感じさせる象徴的なできごとでした。
おすすめのUKロックバンド:クイーン
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日本でもおなじみのイギリスのロックバンド、クイーンは親日家としても有名ですね。
親しみやすい印象のクイーンですが、実は音楽性も時期によってさまざま。
初期はアート的だったりプログレッシブ・ロック的な特徴を持つ曲が多かったりととっつきにくい曲も多いのです。
CMなどでよく知られているのは、初期のクイーンではなく中期以降の曲がほとんど。
おすすめのUKロックバンド:U2
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アイルランド出身のロックバンド、U2。
ロック界にとどまらず音楽界での人気、セールスはトップクラスの怪物バンドです。
社会問題や戦争紛争、アフリカ救済など政治的メッセージが強い曲が多いロックバンドで、慈善活動などのチャリティ活動にも積極的に行っていますね。
そういう活動も含め、U2は世界中で圧倒的な支持を得ています。ライブ動員人数は世界のどのミュージシャンと比べても圧倒的。
おすすめのUKロックバンド:レディオヘッド
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90年代のUKロックの代表バンド、レディオヘッド。
中には比較的明るめの曲もあったりするわけですが、レディオヘッドの曲には陰鬱ということばがよく似合います。
とにかくじめっとした暗い雰囲気。ハマる人はめちゃくちゃハマるけど、苦手な人はとことん苦手。
好みは分かれますが、90年代以降のロックシーンを牽引する、ロックバンドの希望です。
おすすめのUKロックバンド:ポリス
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ザ・ポリスは、ボーカル&ベースのスティング、ギターのアンディ・サマーズ、ドラムのスチュアート・コープランドの3人で結成されたロックバンド。
この3人、個性が強く、たびたび衝突して険悪になることもあったそうです。ひとりひとりの実力があるぶん譲れないところがあるのでしょう、リリースしたアルバムは5枚だけ。
ポリスとしてのキャリアは短いものの3人ともスキルが高いので、ポリス解散後もソロやほかのミュージシャンとのプロジェクトでそれぞれが活躍しています。
おすすめのUKロックバンド:ザ・スミス
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労働者階級、社会からつまはじきにされた若者たちの代弁者として熱狂的な人気を集めたのがインディー・ロックの星、ザ・スミス。
スミスとしての活動期間は5年ほどと短いのにもかかわらず今だ再結成を強く望まれるロックバンドです。
モリッシー書く歌詞は当時の等身大の一若者の気持ちを表していてそこに気持ちを重ねる人々が多かったのでしょう。
おすすめのUKロックバンド:ティアーズ・フォー・フィアーズ
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ティアーズ・フォー・フィアーズは二人組のロックバンド。
シンセサイザーを多用した楽曲とふたりの力強くも美しいボーカルが特徴です。
いかにも80年代という感じのシンセサイザーがノスタルジックな気持ちにさせます。
おすすめのUKロックバンド:ザ・ストーン・ローゼズ
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オアシスのリアム・ギャラガーも好きと公言しているザ・ストーン・ローゼズ。
ストーン・ローゼズ独特の音楽性はほかにはなく、ロックの多様化が頂点を極めた80年代後半以降でもまだ目新しさを感じさせた偉大なロックバンド。
バンド移籍のトラブルにより活動期間は短かかったことも含め、伝説のロックバンドと形容されることも多いです。
おすすめのUKロックバンド:オアシス
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ほかのミュージシャンへの暴言や兄弟げんかで注目されることが多いオアシス。
自身家でビッグマウスではありますが、その態度、発言のとおり作品はすばらしい。ロックが失速していた90年代に活気をもたらすことに大きく貢献したのはオアシスです。
おすすめのUKロックバンド:ザ・ローリング・ストーンズ
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ビートルズと同時期に活躍したイギリスロックバンドの代表であるザ・ローリング・ストーンズ。
当初は黒人音楽のカバーをしていたローリング・ストーンズでしたが、バンドの中心人物だったブライアン・ジョーンズ亡き後はオリジナル曲で成功を収めることに。
共感を呼ぶ歌詞、暗い歴史背景ですら自らの音楽に取り込むローリング・ストーンズに若者は熱狂しました。
おすすめのUKロックバンド:キンクス
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こちらもザ・ローリング・ストーンズと同時期に活躍した、デイヴィス兄弟を中心とするロックバンド、キンクス。
ヘヴィ・メタルの源流のひとつであるといわれています。
ザ・フーと並び、いわゆるロックが不良の音楽であるとのイメージを定着させたロックバンドでもあります。
おすすめのUKロックバンド:ザ・フー
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キンクスと同様、不良、危険なイメージをロックに持たせたザ・フー。
ライブでの楽器を破壊するなどの過激パフォーマンスで当時話題になり観客を熱狂させました。
おすすめのUKロックバンド:ブラック・サバス
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レッド・ツェッペリン、ディープ・パープルとともにハードロックバンドを代表するロックバンド、ブラック・サバス。
ただし、レッド・ツェッペリンやディープ・パープルと違い、悪魔のような怖いイメージで2者とは異質の存在感を持つロックバンドです。その怖さ・悪魔っぽさがヘヴィ・メタルのイメージのルーツだともいわれます。